1. 住宅着工戸数、9月は10%増 3カ月連続プラス
国土交通省が10月31日発表した9月の新設住宅着工戸数は前年同月比10.0%増の8万5,622戸だった。プラスは3カ月連続。アパート建設が好調な貸家が12.6%増の3万8,400戸だった。新設着工の年率換算値(季節調整済み)は前月比3.0%増の98万4千戸。前月比でプラスに転じたが、2カ月続けて100万戸を割り込んだ。
種類別では持ち家が1.4%増、分譲住宅は17%増だった。地域別の総戸数は首都圏が22.9%増、中部圏が1.7%増、近畿圏が2.2%減だった。
貸家の増加は11カ月連続。主に相続税節税のためにアパートを建てる動きが続いている。相続税の課税強化に加え、低い金利で建設資金を借りやすい環境もアパート建設を後押ししている。