1.6月の住宅着工2.5%減 半年ぶりマイナス
国土交通省が7月29日発表した6月の新設住宅着工戸数は前年同月比2.5%減の8万5,953戸だった。マイナスは6カ月ぶり。分譲住宅が15.2%減った影響が大きい。1~6月の新設住宅は前年同期比5.2%増の46万3,469戸だった。国交省は「着工戸数の水準は高く、堅調な傾向が続いている」とみている。
6月は持ち家が1.1%増、貸家が3.7%増だった。貸家は相続税対策としてのアパート建設が好調だった。分譲住宅のうちマンションは28.1%の大幅減だった。前年同月に着工が集中した反動が出た。全体を季節調整した年率換算値は100万4千戸と、5月に続いて100万戸を超えた。
1~6月の伸びは貸家がけん引した。持ち家は1.9%増、貸家は8.7%増、分譲住宅は4.0%増だった。