1. 「前々年比では増加」9月の住宅着工戸数
国土交通省は10月31日、9月の新設住宅着工戸数が7万5,882戸で前年同月比14.3％減と、7カ月連続の減少となったと発表した。併せて前々年同月比では2.3％増となったことを指摘。「消費税率引き上げ前の駆け込み需要の影響が大きかった前年同月と比較すると、持ち家、貸家、分譲住宅がともに減少したため、全体で減少となったが、このような影響のない前々年同月と比べると増加となった」と解説している。
着工戸数の詳細は次の通り。持ち家は2万4,617戸で前年同月比23.4％減と8カ月連続の減少。貸家は3万82戸で同5.7％減と3カ月連続の減少。分譲住宅は2万296戸で同15.3％減と8カ月連続の減少だった。分譲住宅のうち、マンションが同20.4％減の9,949戸で8カ月連続の減少、戸建て住宅が同10.1％減の1万247戸で5カ月連続の減少となった。