1. 5月の住宅着工9.9%増 3カ月連続プラス
国土交通省が6月30日に発表した5月の新設住宅着工戸数は前年同月比9.9%増の7万178戸となり、3カ月連続でプラスだった。外出自粛で減っていた住宅展示場への来場者数が回復しつつあり、持ち家の着工が増えたことなどが寄与した。
ただ、国交省の担当者は「新型コロナウイルスの流行次第で動向は変わり得る。プラスの傾向が続くかどうか不透明感がある」と説明した。
内訳は持ち家が16.2%増の2万2,887戸で7カ月連続の増加。貸家は4.3%増の2万5,074戸だった。分譲住宅は8.4%増の2万1,426戸で、うちマンションは3カ月続けて増え、一戸建ては18カ月ぶりのプラスとなった。
三大都市圏では首都圏が14.0%増、中部圏が21.8%増、近畿圏は1.3%増だった。