1. 6月の新設住宅着工、前年比12.8%減 持ち家、貸家、分譲の減少続く
国土交通省が7月31日発表した建築着工統計調査によると、6月の新設住宅着工戸数は前年同月比12.8%減の7万1,101戸と、12カ月連続で減少した。持ち家や貸家、分譲住宅とも減少が続いた。QUICKがまとめた市場予想の中央値(13.9%減)よりも下げ幅は小さかった。季節調整済みの年率換算値では前月比2.1%減だった。
貸家は前年同月比13.0%減の2万6,666戸と22カ月連続で減少した。民間資金による着工数が37カ月連続で減少したうえ、公的資金による着工数も3カ月連続で減少した。
持ち家は同16.7%減の2万3,650戸と11カ月連続で減少した。
分譲住宅は同7.7%減の2万189戸と8カ月連続で減少した。マンションのほか一戸建て住宅の減少も続いた。