1. 5月の新設住宅着工、前年比12.3%減 持ち家、貸家、分譲とも減少
国土交通省が6月30日発表した建築着工統計調査によると、5月の新設住宅着工戸数は前年同月比12.3%減の6万3,682戸と、11カ月連続で減少した。持ち家や貸家、分譲住宅がそれぞれ減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値(15.5%減)よりも下げ幅は小さかった。季節調整済みの年率換算値では前月比1.3%の増加だった。
貸家は前年同月に比べ8.1%減の2万4,040戸と21カ月連続で減少した。民間資金による着工数が36カ月連続で減少が続いているうえ、公的資金による着工数も2カ月連続で減少した。
持ち家は同20.7%減の1万9,696戸と10カ月連続で減少した。
分譲住宅は同7.6%減の1万9,602戸と7カ月連続で減少した。マンションの着工数が2カ月ぶりに減少したほか、一戸建て住宅の減少も続いている。