国土交通省が12月27日発表した11月の新設住宅着工戸数は前年同月比10.3%増の8万145戸と、3カ月連続のプラスだった。貸家が大幅に伸び、全体をけん引した。今年前半の景気の緩やかな回復を反映し、住宅投資に持ち直しの動きが続いている。
貸家は23.2%増の3万106戸と、3カ月連続で2ケタの伸びを記録した。国交省は「相続税の引き上げを見越した土地活用の需要が増えているようだ」と分析している。
一方、分譲マンションは4.7%減の1万583戸と3カ月ぶりのマイナスだった。前年11月が24.5%と大幅に増えた反動が出たとみられ「1万戸を上回っており、水準自体は低くない」(国交省)という。
季節調整した年率換算値は前月比7.2%減の90万7,000戸だった。
↧
住宅関連情報 平成25年1月号
↧